男子高校生・浩人は不可思議な夢を見る。
幼い頃から、繰り返し、繰り返し。目覚めれば忘れてしまう、奇妙な現象。
「これは一体誰の記憶だ」
浩人はどこか掴みどころのない雰囲気をまとう幼馴染の彼方に相談を持ちかける。
正反対の性格の二人は仲が良く、ずっと一緒に育ってきた。
これからも、こうして平穏に、時間が流れていくのだろう、そう思っていた矢先
無数の星空を見上げながら、彼方は浩人に告げる。
「浩人、僕はね…」
交錯する記憶、明かされる真実
誰かが遺していった、宝物
君は見つけることが、出来ただろか・・・・・。
今、止まっていた時間が、動き出す。